ぼくののうみそ-・x・

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色んな留年
山Pでお馴染みのNEWS山下 智久くんが明治大学を留年してしまったという。6単位足りなかったそうだ。
彼も最近はドラマに映画に大忙し、若手アイドルの中でも最近ではかなり忙しい方だと思う。
そんな中で仕事と大学の両立は難しかろうし、あれだけテレビに出ていて出席数の問題で取得できなかったのが6単位で済んだというのは驚いた。
イケメンな上に真面目な山下くんときたらイケメンな上に忙しいというのにきちんと授業に出て来ており、周囲の学生も気をつかって意識しないように心がけていたと聞く。
異形メンと言われた俺とは違う、さすがスターである。
とまあ、そんな話はどうでもよくて、俺が今回気になったのは山Pの留年報告だ。ご存知だろうか。

「オレ、大学行ってるんですけど…、留年しちゃったぁ!イエイ!」ステージ上の山Pが明るい口調でファンに報告した。(デイリースポーツ)

その映像をテレビで観たのだが、女性ファンの前で親指を突き立て、「イエイ!」とやっていた。
山Pが出て来たら「キャー!」と叫ぶものだとプログラミングされている女性ファンも、さすがにその驚きの発表には困惑したとみえて、だけど長年の習慣はにわかには変えられなかったらしく、会場には「キャー・・・」という不思議な声が漏れていた。

築地市場で親指を立てればそれは「6」を表すのだが、それが今回の「6単位」と関係あるかどうかは定かではない。俺の予想では多分関係無い。とにかく山Pは留年したくせに明るかった。
テレビで目撃したアイドルの華やかな留年ショーを観て、俺は自分のことを思い出した。
あれは4年前の春だっけ・・・。忘れもしない、留年したあのとき一人涙を流したものだった。
3月のある朝、母親の電話で俺は自分が留年したことを知った。
「大変なことになったよ!」と言われたときは市役所への陳情が実りついに実家周辺でも待ちに待った下水工事が始まったのかと思ったが、残念、そうではなかった。

留年・・。そりゃああれだけ毎日酔っぱらっていればね。何となくそんな気はしていたが、どこかで「俺に限って留年など」とも思っていた。流した涙の味はとてもフルーティで、そしてそれは「また行くのかよ・・・」の涙だったと記憶している。
実家は相変わらずポットン便所のままだし、とても「イエイ!」なムードではなかったのは確かだ。

本当は出席する筈だった卒業式の日の朝、寝ている俺を起こす電話の嵐。
まずはゼミの教授からの「君!なんで留年したの!」という電話。なんでという言葉は嫌いだ・・・!
「ええまあ、3年生頃から急に友達が増えましてね・・・」とか言っていると間髪入れずに電話の向こうは次々違う人間に代わって、「お前留年したのかよ!」「どうにかならないの?!」とうるさいうるさい。
4年間で一番電話が鳴った一日だったわけだけど、あれはどう考えても野次馬。そんなに友達が居た覚えは無いし、大体お前等は俺のことを知っているのかと眠い目をこすりながら電話を切ろうとしたが、

「○○くん、卒アルに載ってるよ!」

という一言で見事「なんで!」とwake up! wakeわからん!

卒アル・・・馬鹿はこれしきでも略すのでしょうが、つまりそれは卒業アルバム。
なんとそれに卒業していない、つまり留年したはずの俺の個人写真が載っているというのだ。うちの大学の卒業アルバムは有料で完全希望制。学費の高いクソ私立大のくせにそんなところまで値段が高いからタチが悪い。
サークルやクラスとの積極的な交流で大学をエンジョイしたヤツでないと中々これを購入しようとは思わず、よって購入予定でないものは卒業アルバムに顔写真を載せることはしないという何ともやる気の無い記念品だ。
そんないけ好かない卒アルとやらに大学を最もエンジョイしていないと思われる俺の引きつった薄ら笑いが掲載されているというから驚きだ。だいたい、留年したかどうかなんて調べることもしなかったらしい。
心配して電話をしてきたヤツが半分と、卒業アルバムに載った俺の「キマッチャッタ顔」の感想を言いたかっただけのヤツが半分。電話はその後も続いた。

「なんでだっけ(^^;)」

顔を洗ったら思い出した。
その前の年の夏、確か俺は「卒アル」と書かれた桃色のけったいなポスターに導かれ、行列に続く形でなし崩し的にパチリと一枚撮影したのだ。
買うと高いが撮るのは自由。そんなこと知らずに「大学でも卒業アルバムあるのか、いかんいかん後のせサクサク(※)になるところだった」とのんきにパチリ。
撮影するや、詳しい説明も聞かぬまま「さあ、寝るアル」と満足して家に帰ってしまったのだ。

※後のせサクサク=中学の集合写真で、ヤンキーや保健室登校の子が斜め上の小窓からこんにちはしている状態を指す。日清「どん兵衛」の「かき揚げあとのせサクサク」システムが由来。

このとき昼夜逆転の極みで、午前中の授業に出るには徹夜をせねばもはや不可能という状態。それが長いこと続いたとき、目は充血、クマは目の下で俺の顔に無用な深みを加え、顔色はぬり絵かと見まごうほどに白い。
俺はすっかり微笑みを忘れた顔になっており、これが無理矢理微笑もうとするとそれはつまり、暗闇の中でそっと灯されたロウソクの火ような、俄然暗さを引き立たせるキメッキメのジャンキースマイルとなってしまうわけ。
微笑み忘れた顔など見たくは無い俺は、結局その写真を一度も観ることは出来なかったのだが、電話の向こうから聞えてくる「漫画『寄生獣』」という表現で大体分かった。「ねぶた祭」と言われたのはサッパリ分からなかったが、多分微笑みは忘れていたはずだ。

混沌の中、電話の向こう、遠くで感じる卒業式。受話器から耳を離すと静まり返った自分の部屋。そのとき改めて自分の留年を再確認し、また涙が出て来た。
それは単純に悲しかったというか。悔しかったというか。

ここまでが多分俺の青春。
最後の最後でひとムーブメント起こせたことには満足だが、その後俺を待っていたのは修行僧のごときひたすらに耐え忍ぶ半年間だった・・・・・!それはまた別の機会に。

「留年しちゃったぁ!イエイ!」
俺も女子学生の前で高らかにそう宣言したかった。山下 智久と俺、彼が山Pで俺は谷P。同じ留年なのに。
山のアニキは世界で一番華やかなダブり屋だよ!

*****

今や一日1000000アクセスを誇るマンモス級の化石ブログとういこともあり、山Pがここを見ていたらアレですので、俺なりにアドヴァイスを。
留年は元々は龍年と呼んだそうです。これをきっかけに登り龍となってください。
ちなみに三行目は嘘です。どうか騙されにくい社会人になってください。


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| fabricio zukkini | 思い出 | 23:45 | comments(4) | - | pookmark |
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わかります。バイトで朝帰りしたら(確か土曜日の朝)、オヤジから一枚の紙を見せられ、まず正座させらました。

僕の場合は大学一年でダブったのですが、当時の僕を無事進級した皆は「尖ったナイフのようだった」と評してくれました。
| Tornado | 2008/03/20 1:16 AM |
Tが大文字になってますな。
僕は「止まった時計」と呼ばれていました。
嘘です。

「進んだ秒針」とか「割けるチーズ」とか「つかないライター」とか、そういうどうでもいい名前だった気がします。
| zukkini | 2008/03/20 11:50 AM |
大文字の時は気が大きく、アグレッシブになっているとき、
小文字の時はその逆、と使い分けたり。

直木賞の件、選考委員対策はtornadoにお任せください!!
| tornado | 2008/03/20 5:10 PM |
ということは今は大分落ち着かれたということですね。
先ほどは随分大きく、アグレッシブでビックリしました・・・

直木賞は諦めてコバルト文庫へ方向転換します!!!!
| zukkini | 2008/03/20 6:56 PM |
















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