ぼくののうみそ-・x・

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俺は傘をさすのが嫌いだ。かといって雨に濡れるのも勿論嫌いだ。

傘をさすと一気に一人の人間の幅が広くなるのも嫌いだ。人と人がすれ違うときに必要以上に気を遣わなければならないではないか。
車が来たりするとなんかいつも以上に頑張ってよけるのがめんどくさい。自分は避け切れているのに傘のためにわざわざ移動するのがどうも嫌だ。
だが、本当のことを言うと私が最も恐れているのが他人とのトラブルである。いつぞやの武士は刀と刀がぶつかったらその場で決闘を始めていたとおじいちゃんに聞いたが、私は傘でもそういうルールがあると仮定しながら傘を差す覚悟をしている。
つまりそれは、傘と傘が当たったら双方早急に傘を閉じ、それを剣として使用し、おっぱじめるというものだ。

------今日も傘はさしたくなかったがいかんせん雨が強かったので傘をさして出かけることにした。「ふぅ」とため息を一つ。家族が悲壮感を漂わせた顔で見送る。「あばよ」と一言。
無用な戦いは避けたいところだ。今日は幸運にも上手く避けることができた。私の傘は凄く小さい。臆病者だ。ときどきとても大きな傘をさしている人を見かける。そういう人を見るたびに人々は思うのだ。「さぞかしお強いのだろう。触らぬ神にたたり無しだ。くわばらくわばら」。明日も街は殺気に満ちている。

| fabricio zukkini | 雑記 | 12:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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