ぼくののうみそ-・x・

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人生初の1塁塁審をした時の話
先般業界団体の交流を兼ねたソフトボール大会に参加してきた。
さすが同業同士の試合とあって野次や応援の声は業界用語が飛び交う仕事の延長感甚だしいビジネスソフトボールであったのだが、その内容はさておき俺が最も心を奪われたのが1塁の塁審を務めたときのことだ。

わずか1試合だけ、人生初めての1塁の塁審をやったのだが、アレはとてつもない楽しさだった。

「アウトーーー!」

大して声を張り上げる場面でなくても、試合を見守る両チームが俺の判定に一喜一憂するのだと思うと興奮して声も大きくなるというもの。
それに34歳、久しぶりに何ら不審に思われることなく堂々と野外で大声を出せるのだからたまらない。

「セーーーーフ!!!」

際どい判定で大げさなジェスチャー込みで「セーフ」などと叫んでみなさい、何か俺がすげえことでも言ったように攻め側のベンチが大盛り上がり。そこで得られるカタルシスはものすごく、「何だこれは・・・、もっと際どい判定をしたい!」という判定欲は高まるばかり。
チラリとみただけのプロ野球でおぼろげに覚えているプロ審判のムーブなどを真似て「オラア!」と腕を動かせば、それに応じてため息と感性が呼応する・・・、何て素敵な1塁塁審。

ただ、1塁塁審のつらい所は段々飽きてくるところで、次第に「アウトーー!」などと必死に叫ぶのも青臭い様に感じられ、そもそもサムアップして腕を高らかに上げておればアウトであることは周知されるのだから声のほうは「アウッ」などと短く言ってもよい訳だし、その様な気持ちで段々慣れてくるとさも長年1塁塁審をしているベテランであるかのような振る舞いにもなるというもの、最後には明らかにアウトの様なプレイでは1塁など一瞥かもしくはノールックで「アッ。」とだけ言ったりする横着振りも散見されるようになったところで「君、疲れただろう、オジサンとかわろう」などと腹の出たいかにも1塁塁審然としたオッサンに言われて《オイオイ 笑、1塁塁審に疲れたもあるかい》とは思いつつも、お役御免となった次第。

そうして迎えたその日の晩。風呂から上がった辺りから、明らかにわき腹の辺りに鈍痛がするようになり、今までに全く感じたことのない場所の、初めての類の痛みに狼狽しつつも、「これは1塁塁審により人生で始めて使った筋肉の痛み・・・?」と言う結論に至るまでそう時間は掛からず、アウト、セーフのあのようなシンプルな挙動にもご立派に専門の筋肉があるのだなあと思い、感心した次第。
そう思うとプロ野球の審判の太っちょはああ見えて特定の筋肉だけは一丁前に発達しているのだろうかと、彼らの上半身に思いをはせ何事も追求すればどこかマニアックな筋肉が発達するのだなあと思った風呂上り、夜のしじまであった。
| fabricio zukkini | 日記 | 11:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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